代表よりご挨拶
ユニティガードシステムが
大切にしているもの
代表取締役 八木 陽一郎
1.ご挨拶
1.ご挨拶
ユニティガードシステムを支えてくださる全ての皆様に、この場を借りて心から感謝申し上げます。
弊社は、はじめて東京でオリンピックが開催された翌年、1965年に警備会社として創業いたしました。
当時は、警備業の草創期であり、警備という仕事もまだよく知られていない時代でした。以来、多くの皆様に支えられ、首都圏を中心として地域に密着しながら、ビル、マンション、商業施設、文化財などの常駐警備、イベントなどの臨時警備に加え、ビル管理、清掃、防犯システムやAEDの販売など、安全と安心を守る様々な領域に事業を広げ、今日を迎えております。
こうして半世紀以上にわたって事業を続け、雇用を守り、お客様や地域にお役立ちの機会をいただくことができたのは、ひとえに有形無形の多くのご助力のおかげです。誠にありがとうございます。
この感謝の気持ちが、私どもの原点であり、原動力になっております。
これからも、安心と安全を守り、お客様と社会から信頼をしていただける会社として、ますますサービスの品質に磨きをかけ、専門能力を高め続け、そして何よりその土台となる人間力を育み続けてまいります。
どうか変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2.私たちの理念と目的
2.私たちの理念と目的
私たちの経営理念は「みんなが幸せに生きる」です。
ここで言う「みんな」とは、弊社の社員とその家族はもちろん、お客様、お取引先様、地域の皆様、そしてご縁のある全ての皆様のことであり、私たちはその「みんな」の幸せに貢献できる会社でありたいと願っています。
一方で、「幸せに生きる」とは何であるか。
私はそれを「最高の人生を生きる」ことと考えております。
私が師事する高橋佳子氏の著書『最高の人生のつくり方』(三宝出版)には、次のように書かれています。
「私たちは、この世界で、それぞれが果たさなければならない使命を抱いています。その使命は、その人の魂の内に、人生の設計図、青写真として刻まれているものです。『最高の人生』とは、誰かと比較して最高なのではない。その人の内なる青写真を具現することによってこそ、『最高の人生』に至ることができるということです」。
この考え方は、人間観・人生観として、実に本質的な視点であると思わずにいられません。
ギリシャの哲人プラトンも、人間を魂の存在と受け止め、魂はイデアと呼ばれるものごとの本質を希求する存在であり、このイデアこそ、真理であり、青写真であり、私たち人間がそれぞれに抱く使命であることを伝えています。
私たちは、人は誰も、かけがえのない唯一無二の個性を抱き、隣人、社会、時代に対して、その人にしか果たせない使命があると信じます。
そして、人と同じく会社にも使命があり、仕事を通じて、すべての人々がそれぞれのかけがえのない個性を輝かせることを私たちは願います。
このことが、私たちの経営理念であり、志すところです。
私たちの目的は、この経営理念を柱として、一人ひとりが内なる青写真の具現に挑戦し、人間的に成長することです。
同時に、一人ひとりがバラバラではなく、互いに尊重し合い、全体として一つに響き合いながら、お客様の安全と安心をお守りし、社会の調和と発展に貢献することです。
3.私たちの原則
3.私たちの原則
私たちは、一人ひとりがユニティガードシステムの一員であることに誇りを持ち、全体で一つになって、我が社の理念と目的の実現に向けて全力を尽くします。
そのために以下の5つの原則を大切にします。
- 原則1:仕事においては、内(心)と外(現実)をつなぎ、先智慧−実行−後智慧のサイクルを回し続ける。
- 原則2:社員は、共に生きるかけがえのない一人ひとりとして、お互いに尊重し合う。
- 原則3:社員一人ひとりは、人間としての成長を何よりも大切にする。
- 原則4:社員一人ひとりは、真の個性を開花して悔いなき仕事をなし、使命を果たせるよう努力する。
- 原則5:社員一人ひとりは、智慧と技術を磨くために鍛錬を続け、各分野における専門能力を高める。
4.サービスの原則
4.サービスの原則
私たちは、社業を通じて、お客様の安⼼と安全をお守りし、社会の調和と発展に貢献するために、常にサービスの品質向上に努め、以下の5原則を⼤切にしてまいります。
- 原則1:「サービスの要は⼼づくり」の精神を⼤切にする。
- 原則2:関わりを耕し、響働の輪を広げ、品質を⾼め続ける。
- 原則3:より多くの⽅々に奉仕できるよう、常にコストを引き下げる努⼒をする。
- 原則4:お客様からのご要望を、⼼を込めてお聞きし、迅速、かつ誠実に応える。
- 原則5:創造⼒を鍛錬、発揮して、新たなサービスの開発に努める
5.利益還元について
5.利益還元について
私たちは、利益は、ユニティガードシステムを支え、導いてくださったすべての方々のおかげさまであり、また、社員一人一人の人間的な深化、成長による活力の結果であると考えます。
したがって、利益は、ユニティの経営理念に従って適切に還元されるものであり、社会全体の善循環のために活用される必要があると考えます。
そのために、以下の4原則を大切にします。
- 原則1:利益は、一人一人の人間的深化・成長と響働によって生み出された結果であり、これに対して公正かつ適切に一人一人に還元される。
- 原則2:利益は、より品質が高く、健全で、優れたサービスを生み出すために必要な環境・システムの整備、装備・設備の充実などに適切に活用される。
- 原則3:利益は、業界、地域、社会、自然環境への貢献にも積極的に活用される。
- 原則4:利益は、以上の還元を前提として、株主にも適切に配分される。
6.ロゴマークの意味
6.ロゴマークの意味
ユニティガードシステムの「Unity」とは協働、すなわち心と力を合わせて助け合い、全体が調和して一致団結することを意味しています。
このロゴマークは、そのUnityの頭文字である「U」と、内(心)と外(現実)をつなぐことを意味する「∞」をあしらったロゴマークです。
「∞」には、2つの円が一つにつながって描かれています。この2つの円は、それぞれ心と現実を表しており、私たちの心と現実の不可分なつながり、現実を受け止める心の重要性、そして、心を変えることが現実を変えることにつながることを象徴しています。
この「∞」のマークに関する解釈は、私たちのオリジナルではなく、2019年に開催された高橋佳子講演会の内容にインスパイアされたものです。
7.代表プロフィール
7.代表プロフィール
八木陽一郎
ユニティガードシステム株式会社 代表取締役社長
学校法人小山学園 理事
ホワイト企業大賞 企画委員
博士(経営学・慶應義塾大学)
2013年まで経営学者として、組織行動学と組織開発を専門とし、「内省と対話」をキーワードに研究活動を展開。特に、内省と対話によるリーダーシップ、人と組織の成長が研究テーマであった。現在は、主に経営者として、警備を中心とする総合ビル管理会社 ユニティガードシステムで活動している。主な著書に「内省とリーダーシップ(白桃書房, 2012)」がある。ブログ(Yagi Lab.2nd)執筆中。→こちらから
略歴
2013年 ユニティガードシステム株式会社を事業承継し、代表取締役社長に就任。
2012年 香川大学大学院地域マネジメント研究科教授に昇任。慶應義塾大学大学院経営管理研究科特任教授、ケースウエスタンリザーブ大学客員研究員に就任。慶応丸の内シティキャンパス、南山大学大学院人間文化研究科でも講師として組織開発分野の科目を担当。
2007年 香川大学大学院地域マネジメント研究科准教授および慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)に就任。
詳しい略歴はこちら
関連HP
八木陽一郎のブログ(Yagi Lab.2nd)
ユニティガードシステム株式会社
学校法人小山学園
ホワイト企業大賞
大学教員時代の研究室
8.社内報バックナンバー
8.社内報バックナンバー
社内報「ゆにてぃ日和」の1コーナーとして、八木が不定期に執筆している「社長レター」のバックナンバーです。